七草はづき「夢の中でイってみたいと思いませんか」
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4: ◆OBrG.Nd2vU[sage]
2019/04/12(金) 22:21:33.98 ID:Ea+v76+f0

「な〜んてっ……ふふっ♪ プロデューサーさんも、そういうカワイイ反応するんですね〜♪」

「ふぅ……からかわないでくださいよ」


アダルトな雰囲気から一転して、普段のゆったりとした彼女に戻る。

大きなため息をつくと、上機嫌に笑うはづきさんを恨めしげに睨んだ。

酒を飲んで緩んでいるところに鮮烈な不意打ちを喰らい、かなり本気で焦ってしまったではないか。


「ごめんなさい♪ 私に対しては結構淡白だから女に見られてないと思ってました」

「そんなことないありませんよ……はづきさんはすごく魅力的な女性ですよ。最初に会った時は『床で寝てる変な人』でしたけど……ふふっ」

「もぉ〜それを言わないでくださいよ〜♪ うふふ♪」

(よし、楽しく話せたな)


軽くからかわれた仕返しをしてやると肩を指で小突かれた。

そこからはいつもの調子で楽しく話せたと思う。

だんだん酒の量が増えてくると、はづきさんの家が大家族で生活が大変とか、俺は一人暮らしが長くておふくろの味が恋しいみたいな、少し踏み込んだ話などもした。

一番盛り上がったのは最近観た映画の話だ。

冴えないサラリーマンが三人の少女と共に地球を巨大隕石衝突から救うために何度も同じ時間をループするSF超大作、四人の探偵が知恵と勇気を合わせて世紀の大怪盗に挑む傑作ミステリー、三人の魔女に囚われた青年が恐怖の館からの脱出を目指すサスペンスホラーの話題作、五人のヒーローたちが様々な困難を乗り越えて世界の悪に立ち向かうアクション巨編。

たまたま二人共同じ映画を観ていたおかげで話題は尽きなかった。

彼女との距離が物理的にも精神的にも近づいた気がする。理性の鎧に隙間ができた気がする。



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