10: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/06/27(木) 22:21:20.31 ID:vzzIdRzq0
歯をガタガタ震わせている砲手が砲塔の前で蹲っていた。ちょっと手荒いが、命令は命令だ
「来なさい」
「ひいっ……」
手を掴んで戦車から引きずり下ろし、両手首を抑え肩甲骨の間を押しながら前へと連れて行く。
姉の近くに持っていくと、まずはポケットに手を突っ込み、彼女の拳銃を放り捨てる。
幸いナイフはお持ちでないようだ。この近距離で暴れられて面倒なのはそちらだし
「……」
姉が席を立った。次の瞬間、張り手が音を立てて彼女を地面へと叩きつけた。頭に付けていた帽子が放物線から外れて彼方へと吹き飛ぶ
「……何をしている。仲間を危機に直面させるのが楽しいか?」
「……」
?に手を当てたまま動かない。かなり腰と手首のスナップを効かせて打ち込んでいた。私でも喰らいたくはない
「張り手は五月蝿いからやめてください、隊長」
「拳の方が良かったかな」
「叫ばせたくないなら一突きが早いですけどね」
「流石にそりゃしないぞ。正式な裁定は下されてないんだし」
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