11: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/06/27(木) 22:21:53.69 ID:vzzIdRzq0
手を何度か顔の前で開閉させ、踵を返して姉が再び席に着いた
「いずれにせよみほ、こいつは次はチームから外せ。お前はいつも人選が甘すぎる。下手したら次がなかったかも知れないんだぞ?
我々SS12小隊は栄光ある黒森峰随一のエリートだ。その名に恥じぬよう、相手に恐怖を与える存在でなくてはならない」
そう言うと机の上の茶をもう一口すすり、淡々と続けた
「お前も西住の血を引く戦車乗りの一人だ。
黒森峰を、西住流の名を汚すような戦いをするな。
戦場で必要なのは友情じゃない。敵だ。分かっているな?」
「はい……申し訳ありません」
「取り敢えずここでは助かったから、任命責任は保留にしておく。
しかし敵は何を考えている。我々に釣り野伏せが通じるとでも思っているのか?
おい、周りはどうだ?」
「現状ソ連戦車のエンジン音は有りません。
射線の通りにくいここに潜んでいるとは思えませんが……」
風の向きが先ほどと逆になりつつあった。
私はその間に張り倒されたやつの腕を無理やり引き上げる
「そうか。だが偵察などは送られているだろう。
風向きも変わってきたし、狙撃などにも警戒せねばならん。些細なことでも何かあったらすぐに」
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