【ガルパン】 不死の感情
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138: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/07/21(日) 21:54:02.03 ID:5cHyLcvM0


甲板の入り口からは急な階段を経て内部に入り、蛍光灯が炯々と灯る下、深く深く沈む。お銀さんは時々すれ違う船舶科の人に声を掛けながら、私に対しては無言のまま先を急ぐ
崖のような場所に取り付けられたはしごを下って少し行くと、そこは甲板とは別世界が広がっていた

裸の白熱電球に照らされてぼんやりと広がるのは、食い物のゴミの散らかった通路。鉄条網で区切られた向こう側からは奇妙な笑い声がする。食い物のゴミの中には肉に関連するゴミもあるらしい
鼻をくすぐる腐敗臭。澱んだ空気の重々しさも混じる

ああ、辞めてくれ。君だけは思い出したくもない。その生気のない顔よ、私の頭にまた来るな

「大丈夫か?済まないね、私たちが居る場所はこんな所なんだ。まぁ、臭いは居たら慣れちまうもんだがね」

お銀さんの声でやっと私は幾らか正気を取り戻した。危うく食欲を完全に喪失するところだった。その言葉で引き出される顔はなんとか伏せた

「お、姉さん。そちらはお客さんっすか?」

「そう。陸のお偉いさんだ」

「『どん底』に、っすか?」

「ああ。そっちは問題ないか?」

「平気っす。それじゃ」



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