157: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/07/28(日) 23:34:57.32 ID:Y4ethVCj0
「どうしたんだ」
「うわっ」
いきなり開いたキューポラから麻子さんが顔を出した。つーかどっから出て来てんだい
「あー、麻子また授業サボったでしょー」
「自主的に休養をとっただけだ。あの授業なら聞かなくても取れる」
何時もながらひでぇ言い草だ。そんなこと口にはしないけどね
「もう、おばぁに言いつけるよ!」
麻子さんの顔が引きつり、目線をそらす
「……それは困る」
「5限からは真面目に出なさいよ」
顔色が明らかに変わった。後で麻子さんのお祖母さんのアドレスを沙織さん経由で入手しようか
「……分かった。ところで何の話だ?」
「みぽりんが副隊長なったけど、自信無いって」
「そんなことか」
「えっ?」
麻子さんのあまりに素っ気ない返事に皆驚く。私もだ
そんなこと、なのか?
「人の上に立つのに必要なのは支える人だけだ。副隊長だからって気負うことはない。困ったことがあったら私達に頼ればいいじゃないか」
麻子さんが戦車から身を出して、車体を通じて降りてきた
「でも……私ここに来たばかりですよ?練習内容の指示ならともかく、実際にチームの纏め役である副隊長になるなんて……」
「来たばっかなんて関係ないよ!みぽりんの指示なら信頼して試合に臨める、と思ったからみんなが推したんでしょ?」
「そうですよみほさん。私達は仲間です。あんこう踊りの恥ずかしさを分かち合ったんですから」
「大丈夫だよみぽりん。私たちにできることなら協力するから!そうでしょ?」
「勿論であります!私は何があっても西住殿についていくであります。手伝えることがあればお任せください!」
「……ありがとう」
仲間だ。本当の仲間だ
有能無能関係でも利得関係でもなく、信頼と友情からなるものだ
彼女たちは頼っていい。難しいことは関係ない。ただこの仲間と一緒にいたい。出来るだけ長く
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