181: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/08(木) 23:11:00.44 ID:C0jj+dcLO
「……どうしようかしら」
何時もは楽天的だ、と自分自身のことを捉えているが、今日ばかりは真剣な顔で話さざるを得ない
「まさか硬式戦ルールを適用するなんて」
「冗談……とは思えませんよね」
「……」
ナオミは腕を組み、椅子ににもたれかかる
「しかしこうなってしまった以上、最善の手を打ちましょう。最初は大洗ですか。データによりますと、パワーは我々が上です」
机の上に右手を置いたアリサが言う。確かにそうだが、そうとも言えない事実もある
「しかし相手にポルシェティーガー、III突、IV号、ヘッツァーがあります。彼らがある限りこちらも相応のダメージを受けるのは確実よね」
私は隊長だ。命令のない今、私の最大の職務は隊員を皆無事な状態で長崎の地を踏ませることだ。それが勝利に勝ることはないことは、私が何より理解している
「隊長の戦車道は戦争ではない、というスピリットに則るならばこの大会、棄権すべきかと」
ナオミが背もたれから身を起こす
「棄権するの!今年戦車道始めたばかりのところに!我らサンダースがそんなとこに負けるくらいなら包囲網突破を考えたほうがましよ!」
アリサが立ち上がり反論する。そう、問題は弱小と思われている大洗に降伏することが、我がサンダースの地位を貶めないかにある。私としては相手に西住みほがいる上、練習試合でグロリアーナ相手に奮闘したと聞く。弱小とは思えない
去年の冬に西住みほが行ったあの行動。みほが乗るフラッグ車と他数輌が川岸を走行していた時、待ち伏せしたプラウダの戦車が川の土手を破壊、黒森峰側の1輌が川に落ちた。それを助けにみほはフラッグ車から飛び出し、救助に向かった。その間にフラッグ車は撃破された
戦うとなれば、彼女を殺さねば終わるまい
そんな人物を殺していいのか
迷った
そんな間ずっと2人は論戦中だ
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