194: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/08(木) 23:35:13.68 ID:C0jj+dcLO
アリサ車の車内ではかん高い音がこだましている
「居たな……ブリキの箱め。捻り潰してやる。どこ当てても撃破出来るでしょ」
「ベティ待って!豆タンクでしょ」
砲塔の回転を始めていた砲手のベティをアリサが制する。するとアリサはキューポラから身を乗り出した
「ハロー、そしてグッバイ」
開けながら一声挨拶すると、すぐに枠に腰と足を掛け、手元の12.7ミリ機関銃の引き金を引く。けたたましい音とともに後退しようとしていた89式を銃弾の嵐が襲う。銃弾は貫通して車内のバレー部員をも突き抜けていった
悲鳴が一瞬聞こえたが、すぐに聞こえなくなる。エンジンに最後の1発が当たったのだろうか、撃ち終わった後自動判定装置の作動する音が悲しく響いた。車内に残されたのは、車内の右側に寄った、一つあたり10は穴が空いている元人間
彼女らが試合前に訊いた、この試合では人が死ぬという話を実感する時間は、残されることはなかった
「こちらアリサ!89式撃破しました。乗員の生存もなし!
このまま進んで敵の側面を叩きます!」
「Good!うちらもM3とっとと撃破するわよ!」
早速の朗報。アリサは既にこの雰囲気の中で自身の在り方を確立している。早く私もこの現実に慣れなければ
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