21: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/06/30(日) 22:59:44.05 ID:GH7YNYU90
普通一科A組、ここが今日から私のクラス。
部屋の中からは友と久しぶりに会ったことによるものであろう陽気な話し声が伝わる
「おはようございます。皆さん最後の夏休みはいかが過ごしましたか?来年は受験勉強の為、……」
ドアの向こうから先生の声が聞こえる。
それでも若干の話し声は残る。
よく許されているな、と僅かに感心した
「それでは転校生を紹介します」
眼前でガラッとドアが思いっきり開く
「西住さん、入ってください」
「え、あ、はい!」
教壇の前に立って先生が肩を軽く叩く。大胆すぎて息が少し引っ込んだ
「こちらが転校生の西住みほさん。西住さん、一言よろしく」
「え……熊本から来ました西住……みほです。
えっ……と、よ、よろしくお願いします」
やはり自己紹介というのは慣れないものだ。だいたい向こうから名前を言われている。あとは素直に名前を言ったら言ったで大概面倒なことになるのだが、ここでは大丈夫なようだ
「ありがとう、それでは西住さんは左奥の方のあそこの空席に座ってください」
「は、はい」
その日はホームルームと始業式だけだった。どうやら生徒会長は角谷という人らしい。
この学園の生徒会長はかなり権限が強いと聞いたことがある。
その割には周囲に武器を持った護衛らしき者もいない。本当に安全な土地なのだろう
私は今日だけでそれを何度実感すればいいのか。
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