229: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/15(木) 22:17:55.62 ID:JCL7tHIi0
それからどのくらい経ったでしょうか?後から聞いたら、私たちが収容されていたのは10日だそうなので、きっと最終日だったのでしょう。足音を立てて男が入ってきました。たまに水溜りに入るような音もします
「たまらねー臭いだな、息ができねー。死んだ奴は氷に漬けとけって言っただろ」
男はイライラしているようで、近くにあった死体を結構強く蹴り飛ばしました。私はもうそれに対する感情を起こすことも、臭いを感じることさえ出来ませんでした。男は手首を柵に結ばれた私達の前で止まりました
「ヨォ2匹ともしぶてぇな。いい知らせだぞ。我がプラウダの優勝で大会は終了した。ここも閉鎖して引き上げた」
そう言うと男は持っていた銃のスライドを引き、姉の左ほおの下にめり込むように突きつけました
「死ぬ前に最期のお祈りをさせてやる。姉ちゃんからだ。子供の頃を思い出して心を込めて祈れ」
男は姉の頭を引っ掴みます
「て……てんにましますわれらがちちよ……みながあがめられますように……みくにがきますように……みこころのてんにおこなわれるようにちにもおこなわれますように……わたしたちのしょくじをきょうもおあたえください……わたしがひとをゆるしたようにわたしのつみもおゆるし……」
姉の顔からは穴と呼べる穴から液体が垂れ流されていました
「よしよしよく出来た。今度生まれる時は戦車道なんかやるんじゃないぞ。アーメン」
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