246: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/19(月) 00:11:15.25 ID:jYO41k6b0
「……西住さん、銃はあるか?」
「……へっ?えーと……」
「まさか麻子……」
「会いに行く」
麻子さんの視野は大きく狭まっていた。答える前に麻子さんは陣地に走り、すぐにIV号の中にあったトンプソンを持ってきた。そして4人の前を通って走り去ろうとした
何も出来なかった
そうはさせまいと沙織さんが麻子さんの腰にしがみつく
「麻子!死んじゃうからやめて!」
「行かせろ!行かなきゃおばぁに怒られる!」
「自衛隊に包囲されているんだよ!戦っても勝てないって!」
「行かねば……」
「こんなところで死んだ方がおばあちゃん怒るよ!やめて、麻子!」
「……西住さん、空から脱出できるか?」
麻子さんは力を弱める。体重を乗せていた沙織さんが思わずずり落ちる。とりあえず怪我はしてなさそうだ
「えっ?……どこで手に入るか分からないし、もし手に入ったとしても自衛隊の戦車に撃墜される、と思う。
自衛隊基地から脱出しようとしたら撃墜にかかるだろうから、操縦する人が相当腕が良く無いと脱出は無理。いや、良くても無理かもしれない」
顎に手をかけて答えた。子供と大人、部活とプロでは勝てるはずもない
「……そうか……」
「残念だけど…大会が終わってから行くしか無いです」
首を振る。友人の唯一の家族の一大事、それにそうとしか答えられない自分にほぞを噛んだ
「……そうか。わかった」
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