295: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/29(木) 22:04:11.93 ID:Qn0qxnFa0
紙の左右を握りつぶす。怒りのあまり言葉も出ない。その場にいた私を含む3人は視線をその紙に向け動こうとしない。
予想外だ。まだ返事をはぐらかすとか、さらなる交渉を要求する、なら話として分かる。
だが何故そこまで西住みほを守ろうとするのか。自分の命を捨てることになるのに。
紙を完全に握りつぶし、無造作に投げ捨てた。命を捨てる愚か者たちに、情けはいらぬ
「随分酷い感謝の言葉だな。ならばこちらも砲火を返すことにする!まずこの者を捕らえなさい!見せしめとする!」
「えっ?何?」
「お待ちください!」
激昂する私をカルパッチョが抑える。
何故だ。敵となった以上、それを減らし、戦意を揺らがせるのは損ではないはず
「止めるな、カルパッチョ!」
「落ち着いてください、ドゥーチェ!まだ試合は開始していないのでこの者は捕虜にはできません。下手なことをすると戦車道連盟規約違反となるかもしれません。
そうなったらどうにも……ここは一旦我々の反応を伝えさせるのがよろしいかと」
「だったらこの者をみすみすかえせというのか??少なくともただで返せるほどお人好しじゃないぞ!」
「自分達が死んでまでも西住みほを守ろうとする者達です。脅しは通じません。西住みほのみを対象にするなら他を気にしない精神を見せるべきです」
なるほど、激昂して気でも違っていたのか。こういう時にいるカルパッチョは本当にありがたい
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