【ガルパン】 不死の感情
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300: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/29(木) 22:08:44.37 ID:Qn0qxnFa0


「で、そのお姉様は……」

「死んだよ。3年前のプラウダ戦で」

プラウダ……

「姉は、私たちの学費の助けになるから、と中学から軍属目指して戦車道を始めていたんだ。大学に行く気もなかっただろうな。そして優秀だった姉は2年生から選抜メンバーに選ばれるようになった。そして、
『私らは心配ないさ』
そう言い残して硬式戦に向かっていった
しかしな……乱戦になって側面から砲弾を喰らい、即死だったそうだ。車輌も炎上したらしく、帰ってきたのは右腕だけさ。顔もなければ、肘から上さえ焼け焦げてしまっていた。だがな、その手の爪に大会前に着けた付け爪が付いていたんだ
それだけなら良かったかもしれない。でもそれは私がその年の誕生日プレゼントでお揃いであげたものだったんだ
葬儀に行った私の目に映ったそれはもう死ぬまで忘れる事ができない。私の未来を、姉が目の前で見せている気がした。その後の話が全く耳に入らないし、何が起こったか記憶が曖昧だ
だが一つ確かなのは、その日の夜家も捨て、店も捨てて、家族総出で駅で列車を捕まえて遠くに逃げたことだ。姉からそうするよう言われた気がしたんだ。周参見の学園都市から出来るだけ遠く、遠く。家族皆、それしか考えられなかった
その時母のお腹の中には今の私の一番下の妹がいたんだが、こっちに来てから出産になった。しかしな、ストレスからかとんでもない難産で、お陰でそれ以来、母は身体を壊してばっかりだ
それからなんとか親の理解を得て大洗の試験に合格して、私は青師団とともに戦車道と縁を切った、はずだった」

河嶋さんは頭を抱える




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