336: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/08(日) 23:46:59.94 ID:ZZTHUH/r0
「ソド子!銃声がするよ!まだ居るみたい!」
「だったらもう1発打ち込みなさい!向こうはこっちに向かっては来ていないんでしょ!」
「り、了解!」
その後に再び放たれた1発は、轟音とともにその塹壕の再利用を不可能にした
B1bisは速度を再び上げて前進し、アンツィオの作ったと思われる塹壕を確認する。本当に確認するか後藤と金春は尋ねたが、園は確認は必要だ、と譲らなかった。
数名の死体が分断されて散乱するのみで、もうこちらに銃を向ける者はいない。だが念には念を、と手持ちのトンプソンM1を底にばら撒かずにはいられなかった
壁に寄りかかって息絶えていたものも、ずるずると塹壕の壁の土を巻き込みながら、目をその壁に向けつつ底に横たわる。少し離れた場所に点在するかつての仲間より、その遺体から目が外せない。
共に降りた後藤と金春は、近くの林の中で吐瀉物を土の上に降り注がせている。園も吐き気を覚えたが、落ちていたM1を回収させると、後続を待たず追撃するよう指示した
私たちはただ職務を全うしただけ。M3は副隊長の指示に従わなかった為にこうなった。だがこの前進が規定事項だった以上、誰かはこうなる運命だったのかもしれない
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