【ガルパン】 不死の感情
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363: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/12(木) 21:01:14.79 ID:wCFNWaFWO



数段の段差を登り、木のドアを開けると穏やかな鈴の音が来客を祝福する

「いらっしゃいませ」

にこやかに頭を下げる店員に手紙に入っていたカードを見せる

「ありがとうございます。お仲間の方ならこちらでお待ちです」

時間より前だが、先客がいるようだ。手で先導する店員の先にあるのはドアがついた個室だった。店員がノックしたあとドアノブを捻る

「どうぞ」

店員に案内され2人は部屋に入り、店員に上着を預ける。代わりの番号札を受け取り、正面を向く

「ようこそ!カチューシャ、ノンナ。今日はよくきたな!」

席の向こうに座るのは頭をスキンヘッドにした中年の男だ。にこやかに右手を挙げる。細い体に見えて引き締まっている様子が袖などから垣間見える

彼の名はゲラシム=ジュコフスキー、現在プラウダ人民労農防衛隊、通称プラウダ赤軍少将にして参謀総長を務める男である。つい最近まで対日防衛戦略を練っていたはずの男である

「こちらこそ、本日はありがとうございます。同志ジュコフスキー」

「ありがとね、ジューおじさん」

丁寧に礼をする私に対し、関係の深いカチューシャはくだけた挨拶で済ませる。親が古くからの付き合いだそうだ。私も何度かお会いしたことがあるが、この軽い感じがどうも慣れない。別にプラウダの中で特段悪い人間ではないのだが

「ところで、他のお2人は?」

机の上に用意された紙のマットは5枚。今この場にいるのは3人だけだ

「ああ、それならもうすぐこちらに来るそうだ。場所は決めてないから好きな場所に座りなさい」




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