【ガルパン】 不死の感情
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
362: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/12(木) 20:57:43.86 ID:wCFNWaFWO


翌日、プラウダ学園都市プラウダ学園高等部校舎裏口。まだ季節としては秋だが、肌寒い風が冬の訪れが近いことを思わせる

「ノンナ、行くわよ」

「はい」

周囲には警備の者が拳銃に指を掛けて警戒態勢を取っている。その正面にあるのは、要人用の車。彼女がプラウダを左右する存在である証左である

乗り込んでからは運転手が勝手に向かうべき店へと導いてくれる。学園はプラウダ市のタモギ地区及びミヤガワ地区、トリタニ川と大河イワキの狭間にある。向かう店はジュウサン湖東岸を通った先のイマイズミ地区にある。距離にして6km強、車だと15分ほどだ。公共交通もそこそこ充実しているため、市街地中心部では目立った渋滞はない

彼女とは車内でこれといった話はしない。要件に関してはこちらの予想に過ぎない以上、ここでの合意が意味を成すわけがない。何より、彼女は今も真剣に書物と相対しているのだ。邪魔せねばならぬ道理はない

広大な学園の敷地の東側を駆け抜け、線路沿いに北上していく。コンクリートの単調な林を抜けると、港湾施設群が姿を見せてきた。漁港、イマイズミである
汽水湖であるジュウサン湖の西部、日本海と面する場所に軍民両用のプラウダ港があるが、それとは別に湖内の海産物を取り扱う漁港がここなのだ。市内で特別発展しているわけではないが、夕飯目当ての客が魚屋の前に列をなしている
その賑わいを流し見ていると、車は速度を落とし始め、まもなくある店の前で停車した




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