371: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/15(日) 22:10:21.30 ID:KU5Yllnf0
12月4日 岩手県陸前高田市郊外
第74回戦車道大会第2回戦会場
私達は観客席にいた。毎年の軟式大会は多くの観客がいるが、今回はちらほら見えるのみだ。こんな血みどろの試合を間近で見たい奴はそんなにいないということだろう
「問題は……プラウダに勝てるのか?」
河嶋さんが片眼鏡を調整する。そう、その通りだ。敵は日本の中で断トツの面積と人口を持つ学園都市、いや地域。そこに挑むのは人口は20分の1以下の弱小学園都市、戦車は寄せ集めの7輌、そう疑うのが自然だろう
「西住ちゃん、どうよ」
会長さんが私に話を振ってきた。だが前の試合での話を知り、他の人の話に耳を傾けた結果として、答えは一つしかない
「大変厳しいと思います。でも最善は尽くします。次の戦いは少しの油断や迷いが命取りになります。皆さんも私から出る指示をよく聞いて躊躇せず動いてください」
返事は無い。白けたような雰囲気が辺りを包む
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