375: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/15(日) 22:16:26.42 ID:KU5Yllnf0
隊員の一人は私の顔に驚きつつも、話がしたいと告げると身体検査した上で案内してくれた。優花里さんは3歩後ろで待機させている
「これはこれは元SS12部隊副隊長、黒森峰で辞めた戦車道をまた始められたそうで、今更何の御用で?」
テントの幕を開けたエリカさんは嫌味たっぷりに声を掛ける。まぁその通りなんだが
「エリカさん、お姉ちゃんの具合はどうでしょうか」
「良いワケないでしょう!」
テントの鉄柱に怒りをぶつけた。だろうな、としか答えられん
「なんでアンタの方は平気なのよ。大人しそうに見えて腹じゃ何考えているのかわかったもんじゃない。
言っとくけどもう黒森峰じゃないアンタとはもう会わせないからね。隊長をこんな目に遭わせたプラウダを私は絶対に許さない」
彼女と私の間に黒森峰SS歩兵部隊の歩哨がKar98kのボルトを操作しながら入ってきた。その不穏な空気に優花里さんは思わず数歩下がったようだが、私からすれば慣れたもの。意識的に背を向けてその場を立ち去ろうとした
「待ちなさい。次のプラウダ戦、どうするつもりなのよ」
「……姉になら相談したかったのですが、硬式戦の経験が少ない貴女に話しても……」
彼女のの目は目尻が切れんとばかりに見開かれた。歩みを進め始めた私の肩は、その直後にとても強い力で掴まれた
「西住みほ、私を怒らせないでちょうだい」
誰が怒らせた。単にあなたが怒っているだけだろう。昔から挑発には弱いよな。
もう1本の腕の指先がテントの中に案内する。どうやら話をする気はあるようだ
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