374: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/15(日) 22:15:50.44 ID:KU5Yllnf0
同日、第2回戦会場、黒森峰女学園陣地
此処には一時の平穏が訪れていた。2回戦の相手の継続高校は合意通り開始直後に降伏。もともと同盟関係にあったこともあり、決勝戦参加を条件に隊長の下平美香以下全員解放した。もう車輌の輸送準備は完了し、出発までも時間がある
隊員たちは休息を楽しんでいた。隊長の逸見エリカも同様だ。彼女は負傷者用のテントにいた
「はい、お口開けて。隊長の好きなジャガイモとソーセージのスープですよ」
口は開かない。エリカは少し無理やり口にスープを流し込むが、それは喉に送られることなく口から溢れる
「ダメですよ、しっかり食べないと。お身体も回復しません」
しかし反応はない。ただ焦点の合わない目を見せるのみだ
「ほら、こんなにこぼして……」
布巾を取り出したエリカは口の周りを拭く。表情は優れない。この方の回復を何度神に祈ったことか。されどこの方の目に光が灯ることはない
「エリカ隊長。あの、大洗の西住……副隊長が……」
テントの外から聞こえた見張りの声でエリカは口から布巾を外した
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