377: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/15(日) 22:17:45.53 ID:KU5Yllnf0
翌朝、そこは雪国だった
旭川で付け替えられたDD51に牽引された客車1輌、貨車7輌の編成は、石北の大地を警笛を鳴らしながら東へ駆け抜ける。周りは雪景色となった牧場とその奥に山地が連なっている
客車に寝台などない。大洗の予算では旧式の座席車を借りるのが精一杯だった。硬い椅子が深い眠りを阻害する。はっと目を覚ました時、周りの者はまだ寝ていたり、話していたり、ただ外を眺めていたり、生徒会の者は大富豪をやっている。丁度会長さんが革命を起こして、河嶋さんの手札に終止符を打ったようだ
身体にはまだ怠さが残っているが、ここで二度寝してもそれが増すのみだろう。静かだ。聞こえるのは牛の鳴き声の輪唱と少しの人の話し声、それと時たまするカードが叩きつけられるものだけだ
何もないので外の景色を漫然と見ていくことにした。話すことはないし、ここにも戦車道連盟の関係者がいる。ライフルの件やそもそものこの大会の様子から考えて、双方ともに連盟と繋がっている。私の不用意な一言が向こうに漏れるとも限らないのだ
牛が何匹視界の中を通ったか数えるのも面倒になった頃、その徒然なる時は1つの発砲音で阻害された
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