【ガルパン】 不死の感情
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
407: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:46:51.91 ID:0HQ/L1/L0


その言葉に返事せず、ねこにゃーは身を低くして出発する。木製の階段を駆け上り、階段の手すりの終わりから素早く1番近い窓の窓枠に張り付く。ゲームをやる時の何時ものルートだ、ミスりはしない
そして先ほど西住さんに指摘された建物の窓には、言われた通りそれらしきものがあった。こちらはスコープに目を寄せて、窓際に膝を立てる。捉えた
その敵を確認する。敵の銃は1階の方を向き、まだ新たな尸を産もうとしている。こちらに注意は向いていない。このまま銃の引き金を引けば、敵は死ぬだろう

だがその敵が一瞬くしゃみをした。そして鼻を拭おうとする。それは画面の光の集まりではない。人であった。ねこにゃーの頭の中を想像が駆け巡る

どこの誰か知らないけど、私のこの指でこの人の人生が終わる。家族や親戚はさぞ悲しむんだろうな。兄弟はいるんだろうか。現実で脳漿が飛び散るところなんて見たくないな。
邪推に自分が囚われていると感じ、目を閉じてそれを振り払おうとする。何時ものゲームの感覚で淡々とヘッドショットをとればいい。向こうだってこっちを殺す気で来ているのだから躊躇う必要はない
そう信じて目元に力を込めた

眼を見開いた先に見えたのは棒ではない、点だ。敵が点を持っていた。仇となった

「あっ……」

その点が自分のスコープの照準と合わさった時、みほらのいた下の階には先程と同じ銃声が響いた。銃弾はスコープごと彼女の目と脳を撃ち抜き、辺りには脳漿が飛び散った
皮肉にも彼女が先ほど敵の姿を借りて想像した様を自分で体現したのである





<<前のレス[*]|次のレス[#]>>
708Res/678.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice