433: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/10(木) 20:47:42.61 ID:nCryEuB7O
12月7日、プラウダ学園地域遠軽部生田原分部水穂 プラウダ高校陣地
昨日とはうって変わった快晴の空に、鋭く靴が差し込もうとして押し返される
「よし!よく凍っているわ。1日無駄にしたけど、これで戦車は十分に機動出来るわね」
同志カチューシャは凍った地面を何度も蹴る。やっとのことで氷は割れ、鈍い音に変わる。そのまま踏み潰された氷はパリパリとヒビを辺りに走らせた。
確かに夜は冷えた。お陰で氷は固く、履帯で踏み固めながら走る程度は可能だ
「はい」
「ノンナ、クラーラとニーナの部隊は?」
「無事昨日朝向こうを出港しています」
「そう。今我が校に動ける戦車は何輌あるかしら?」
「はい。呼び寄せた分を含めると、331輌中現在240輌が稼働可能です」
「全部集めなさい。1輌残らず」
「は?」
予想外の指示に思わず変な返事が漏れ出る
「大洗なんて黒森峰の前座にすぎない。一瞬で方をつけるわ。その為にも圧倒的な数をそろえなさい。地域の力の差を見せつけるためにね」
「しかし、準決勝は15輌までもいうルールですし、少し離れた場所に予備として待機させている車輌もあります。それらを試合開始までに呼び寄せて稼働させられるか」
「ノンナ!」
同志カチューシャは私なんかの言い分を叫んで無理やり止める
「忘れたの?戦車道は強豪校の都合自体がルール!そして圧倒的、徹底的な殲滅戦こそがこのカチューシャの戦い方なのよ。すぐに乗員をかき集めて出発させなさい!練度は問わないわ!」
「し、承知しました」
そう指示されたのならば致し方ない。現地に来ていたプラウダの高校生のほぼ全てを、脅し気味にかき集めさせた戦車の中に押し込むことになった。中には戦車の中に入ったこともない人間さえいたが、気にしないでおく
そう、次に向けてこちらが本気で黒森峰を潰す気であることを示すまたとない機会だ
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