513: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/21(月) 23:30:00.63 ID:YuTUMZY30
6時50分、出発予定時刻10分前。その1人を布団から引っぺがそうと沙織さんが奮闘する
「麻子起きて!あと10分でみんな出発しちゃうよ!」
「人間が7時に起きれるか…….」
沙織さんが布団を引っ張るが、麻子さんはがっちりと角を抑えている。答えられるなら起きてほしいものだが
「何言ってんのよ!起きなきゃ試合出来ないんだよ!着替えても無いし朝ご飯も食べて無いんでしょう!お腹減っても知らないよ!」
「それも今朝2時まで叩き起こしていた張本人が何を言う……」
「麻子夜型なんだからいいでしょう!それはそれ、これはこれ、早く起きて!私だってそうなんだから!」
「沙織がこっち来たんだろ…それに5時間睡眠で人間が起きれるか……無理だ。出来るわけがない」
沙織さんはかなり苦戦している。華さんが一瞬スカートを留める手を止めた
さて、起きろ
カバンのチャックを閉じて麻子さんの正面に向かう。正面に腰をおろすと、枕の前で思いっきりと部屋の空気が震えるほど手を叩いた
「麻子さん!来てください!今日の作戦に、勝つ為に麻子さんは欠かせないのです!」
手を合わせたまま深く頭を下げる。彼女が欠かせないのは事実だ、というよりこの場にいる人間すべての参加は必須事項だ
麻子さんがようやく動き、むくりと顔を上げた
「どうか……」
「わかった」
そう言うが早いか、すぐ様ゆっくりながら布団から身を起こし、机の上のサンドイッチを手早く食べ、先程からは想像できないくらいの速さでテキパキと着替え始めた
「なんで私がやってこんなに起きなくて、みぽりんが声かけるとすぐ起きるのよー」
「西住さんには恩義がある」
「私にはないの!」
「ない。最悪でも西住さんには及ばない」
「もー!」
沙織さんが口を尖らせる。そんなもんかぁ
「沙織さん、支度は終わってらっしゃいますの?」
「あ、そうだ!やらないと!」
沙織さんは自分の荷物の方へ戻った。他にこれなさそうな人もいない。あとは現場に突入するのみだ
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