519: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/21(月) 23:36:50.75 ID:YuTUMZY30
黒森峰学園都市コットブス地区 試合会場外の一角
「ダージリン様、そろそろ始まりますね」
「ええ。それにしても今日の紅茶、貴女が淹れたにしては少し濃いですわね」
「すみません」
ペコは顔を伏せる
「いえ、いいですわ。大方私達がここにいていいものかと考えていたのでしょう?」
「……はい」
「こんな言葉をご存知?
All is fair in love and war.
イギリス人は恋愛と戦争では手段を選ばない」
「正直今一番聞きたくなかったです。私達、ヨーグルトに降伏し、彼らが黒森峰に降伏することで全員解放してもらったのですから」
「良いじゃない。私たちは生きているんですよ?」
「でもそれは犠牲の上です。BC自由の離反組を……倒していますし、そして今目の前ではあの時好敵手として戦った大洗が殲滅されんとしている……」
「全く、同じチームくらい方針を一致させておいてほしいものですわ。あそこを支援するサンダースの気が知れない」
「何か……申し訳ないんです。その人たちの命の上に、のうのうと生きていることが」
「人は生きていなければ何も出来ませんわ。アンチョビさんも死んでしまっては何もできませんもの。一方で我が校は犠牲者をあまり出さずに済み、その上安泰ですわ」
「安泰ですか?戦車の数を元に戻すことに予算を取られるうえに、それをしたらしたで黒森峰に目をつけられて面倒だと思いますけど。プラウダのカチューシャさんも……」
「関東情勢はこの大会で変わりますし、その黒森峰も今まで、そしてこれから力を削られようとしているではないですか」
「へっ?」
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