546: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/27(日) 22:49:08.90 ID:cH77cM4bO
「み、みぽりん!大変!レオポンさんチームエンジン止まりそうだって!」
すぐにヘッドホンに手を当てる。それか。だが焦ってばかりもいられない。まずはただ真摯に現実を受け止めねばならない
「レオポンさんチーム、現状は」
「はい。恐らくプラウダ戦の環境が主要因かと思われる空冷エンジンの出力低下が発生しています。現状可能な修繕も行いましたが、効果ありません。あと15分すればエンジンが停止するのは間違いないです」
確かにポルシェティーガーのエンジンは元から強くない。彼女らの技術をもってしてもどうにもならないとなれば、如何なる人間にも何もできないだろう。だがこの損失は余りにも大きすぎる。車輌、人員ともに
「……どうにも、なりませんか?」
「どうにもなりません。本来ならエンジンごと取り替えないといけない故障です。こちらはツチヤとフリントさんを脱出させます。他はこの88ミリを有効活用する為残ります。できれば2人を回収してください」
「2人だけですか……もう1人これませんか?戦車はともかく、人は来れるのでは……」
「行きません。西住さん、学園を残してください!なに、ここで20輌全部撃破して戻ってくるから心配しないで!」
……説得をかけるのも無理だな。それに彼女らの言うことにも筋がないわけじゃない。黒森峰と正面切って戦える唯一の車輌。足止めには十分すぎるし、数だって削れるかもしれない。そして稼げる時間はこちらの味方だ。その分準備できる
「……よろしくお願いします……おふたりには川を渡って市街地へと向かうように伝えてください」
長時間会話用のスイッチを切る。そうは分かっていても、額から鼻に向けてさらに大量の汗が流れる
「どーする、戻ってツチヤさんとかを回収するか?」
そうしたいのは山々だが、それを許せる時間と余裕がない
「いえ……黒森峰の射程に入ってしまいます。回収は……リスクが大きすぎます。2人とはあとあと合流できることを期待します」
嘘だ。いくら戦車とはいえ、走ってくるものを待って拾えるはずがない。可能性になってもらうか
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