561: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/31(木) 20:48:09.29 ID:1TDhW2kZO
「こんなのに戦車を倒せる威力があるの?」
「なにを仰いますか!これは独ソ末期戦におけるソ連戦車の一番の天敵でありますぞ!」
沙織さんの訝しげな目に対し、優花里さんが必死に声を張る
「誤射でとはいえヤークトティーガーを撃破したこともある、という話も聞いたことあるな。少なくともポルシェティーガーが抜けてしまった以上、重装甲の駆逐戦車とかを撃破できるのはこれくらいしかあるまい」
「へぇ……」
たしかに戦車より遥かに小さいこんなものが戦車を仕留められることに違和感を覚えるのも仕方ない。自分たちが戦車に乗って戦ってきた意味も薄れるだろう。が、現にこれより小さいであろうものにウサギさんチームは殺られているわけだ
「運用に関してですが、射程が短いため基本は隠れながら接近し、撃った後は当たろうと外れようと即座に離脱してください
説明は以上です。カモさんチームは砲が2つあるのでそのままで。あんこうとカバさんは操縦手と砲手だけ残って、他の人はこれで戦います」
「でもそうするとウチの車輌、車長とリーダー両方失うぜよ。流石にそれはまずいんじゃないぜよ?」
おりょうさんが腕を組みながら言う。確かに一理ある。どちらかならともかく、どちらもは流石に統率的にまずい
「あっ……」
「取り敢えず砲手の左衛門佐は外さないとすると……」
「私がやろうか?操縦」
エルヴィンが声をかける。この人操縦出来たっけ?
「おりょうほどではないが、1度冷泉さんに聞いたことがある」
「でも、それだけで動かせるものでは……特にIII突は砲身の自由が利きにくいですし」
「隠れればいいぜよ。余り動かなければ弊害にはならんぜよ。それに隠れるのはIII突の得意技ぜよ」
「じゃあIII突に残るのは私と左衛門佐、行くのはカエサルとおりょうでいいか?」
「御意」
「了解ぜよ」
「バベーネ(了解)」
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