63: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/07/07(日) 21:29:39.39 ID:sux/FHgRO
合流した武部さんと五十鈴さんは私と一緒に帰途についた。2人は両隣から不安げに私の顔を覗き込む
「みぽりん、本当によかったの?」
「はい。皆さんとなら前とは違った戦車道が楽しめそうですから」
「ならよろしいのですが」
「そういえばみぽりん、とは?」
武部さんが胸の前で手を叩く
「あ、そうだ。うちのチームにゆかりんて呼んでる子がいるの。だからその子にちなんでこれからみぽりんって読んでいい?」
「構いませんよ。あだ名なんてつけてもらったのなんて初めてだから嬉しいです」
その顔は作られたものではない。純粋な喜ばしさが顔から溢れていた、はずだ。少なくとも私は空にも飛べそうなほど心地よい
あだ名、か。私をあだ名で呼ぶ気が起こる人間はこれまで居なかったな
彼女らにそう呼ばれながら名字で呼び続けるのは、余りにも仰々し過ぎるかもしれないな
今度からは彼女らも下の名前で呼ぶようにしよう。能力も家柄も関係なく付き合える友である証に
「じゃーねー」
「ではまた明日」
2人と別れ私は家路を進む
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