676: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/21(木) 21:14:10.65 ID:jvZx0O4gO
姿を出し塹壕へ走り、滑り込んだ。そこへ部隊長らしき娘が近づく
「逸見曹長、申し訳ありません。プラウダ兵の一部が黒森峰の服を奪っているという話があったもので……」
「伍長、それより現状を」
名前が分からずとも階級で呼べるのは、こういう時は正直楽だ
「我が部隊を含め、この防衛戦はプラウダの歩兵による第一波を辛うじて撃退しましたようですが……すぐに第二波が来るでしょうね」
「……その時守れるかしら?」
「第一波の時の犠牲は多かったですが、守ってみせます……やれる限りは。そう命令を受けていますから。軍人ならばそれに従い、全力を尽くすのみです」
銃の作動を確認しながら、口角を上げて応じる
「そう……これ、途中の死体から拾ってきた弾。足しになるかもわかないけど、よかったら使ってちょうだい」
「は、あ、ありがとうございます!」
「私は学園長に報告して来るから、ここは任せるわ」
「はっ!」
綺麗な敬礼だ。右手がすっと、まっすぐに伸びている。塹壕を飛び出し、真っ直ぐ中心部の方へ進む。その中で、背後から一層大きな声が響いた
「ジーク、ハイル??」
もう厳しいだろう。さっきは歩兵主体だったようだが、きっと次は戦車隊が来る。あの塹壕では耐えられまい。士気はありそうなのが救いか
時間がない
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