88: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/07/11(木) 21:00:23.45 ID:3UBVki6cO
練習が終わったある日の夕方、そこそここの面子での車輌の運用にも慣れてきた頃の帰り道で、沙織さんが一緒に夕食を食べないか、と言ってきた。
無論皆用事も特になかった為、優花里さんが一度家に確認を取って来ると話した以外、皆即決した。問題は場所である
一つの案は外食。まぁ学園都市にも学生向けの店舗は多いので有りである。私もそうなる可能性が高いだろうと思ったし、博打になるなら賭けるのはこいつだ。練習で疲れてるから、というのが最大の理由だ
他にも、とはいってもこれくらいしかないだろうが、小規模ホームパーティという案もある。だがまず誰の家か、準備してないのに食材はどうするのか、何も決まってない
しかし提案した人間が沙織さんだった、というのが私の賭け金を吹き飛ばした。一銭も失ってはないけど。
彼女が作るなら、ということで私以外話が決まってしまっていたのである。そしてその結果が、今私が部屋を必死に片付けている最大の理由だ
「……うーん、まだ汚い気がするなぁ」
掃除機はかけた。ベッドの布団の端は整えた。台所の洗い物も全て片付けた。玄関も整理した。スリッパは人数分無かった。ボコの人形は全部定位置にいる。
時間も近い。人を呼ぶなんて経験はほとんどない為、どこまでが許されるのかも分からないが、仕方ないけれどもここが妥協出来るラインかな。数人で階段を上る音が聞こえ始めてきたし
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