89: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/07/11(木) 21:01:10.71 ID:3UBVki6cO
料理を作ることになり、必要な材料は沙織さんが調達してきてくれた。ジャガイモやニンジン、レタス、ミニトマト、牛肉などである。これだけである程度候補は絞れた
問題は誰が作るか、である。
まず麻子さんは既に床の上で眠りかけているのでなし。
続いて華さんは名家の娘さん故料理の経験が少なく、ジャガイモを切ろうとしたら包丁で指を切ってしまったのでなし。一応指は即座に消毒し、絆創膏を貼った。こういうのは場所によっては命取りだからな。
その対応をじっと輝かしい視線で見つめていた優花里さんは、実家住まいのため家庭料理を一人で作る技量はないとのこと、なお軍隊料理法なら使えるらしい。いや、飯盒とかあっても意味ないから……
残るは私と沙織さんだが、料理なら天才的技量を持つらしい沙織さんが主導することになった。メインは肉じゃがだ
私はその間ご飯を炊き、優花里さんがレタスをちぎってボウルに入れて、その上にミニトマトを半分に切って載せる単純なサラダを拵える。ドレッシングは家にあった和風のものを使った。ボウルは手頃なものが見つからなかったので料理用の金属ボウルを使おうとしたところ、沙織さんに軽くキレられたため、皿2つ分に分けた
華さんはその間に花瓶に花を生けていた。私には下手にそんな命を摘み取る趣味は無いのだが、彼女の手捌きと作り上げられた作品からは、使われた命の尊さをも包含する優美さが感じられた
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