黛冬優子「ふゆがおち○ぽなんかに負けるわけないでしょ!」
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◆OBrG.Nd2vU
[sage]
2019/07/28(日) 23:44:22.26 ID:cz4kaqTF0
「見たわね……?」
体中の血液が凍りつきそうな冬優子の低い声。異様な緊張から呼吸が上手くできず、返す言葉に窮する愛依。
彼女が底抜けのアホで、デリカシーのデの字も知らないギャルだったならば、「いや〜冬優子ちゃん、ハメ撮りとかエロすぎじゃん? めっちゃシコれたわ〜ガッハッハ!」などと笑い飛ばすところだろうが、あいにく彼女には底もあれば恥じらいもあった。隣にいる天才少女は未だに余韻に浸って秘所を弄ることに集中しているので全く頼りにならない。おそらく冬優子に気づいてすらいない。
冬優子は買ってきたスナック菓子やジュースのペットボトルが入ったビニール袋をテーブルの上に置くとスタスタと台所のほうへ向かった。
フォローの言葉が見つからない。今日のところはあさひを連れて退散したほうが得策ではないだろうか?冬優子のほうも見られたくないものを見られてショックだったに違いない。ひとまず時間を置いて落ち着いてから話したほうがいい。そう考えた愛依はとりあえずあさひを正気に戻すため肩を揺すろうとした。
次の瞬間、室温がまた一段と低下したような気がした。背後に禍々しい気配を感じて振り返ろうとした愛依の首筋にピタリと冷たい感触が押し当てられた。悲鳴をあげそうになった愛依の口に手が覆い被さり物凄い力で塞いだ。
手の主は冬優子だった。瞳孔が開いて、正気とは思えないゾッとする笑みを浮かべ、肩の上に顎を乗せてきた彼女が低いトーンでそっと囁く。
「今日観たものは忘れなさい。誰かに喋ったら……わかるわね?」
首筋に触れる冷たいものに力が込められる。一体何をされるのかわからない。
この突きつけた冷凍バナナでどうしようというのだろうか?愛依には全く想像がつかなかった。刃物を向けられる以上の狂気を感じる。ハッキリしているのは冬優子が相当錯乱しているということだけだった。
「あぁ、冬優子ちゃん。帰ってきてたんっすか? ……そうだっ! 冬優子ちゃん、あのブルブルって震えるやつなんなんっすか!? すごくキモチイイんっすよね!? わたしもやってみたいっす!! アレ貸してほしいっす!!」
半裸の中学生が眩しいくらいにイキイキとした表情で冬優子に食らいつく。周りが見えないというのがこれほど恐ろしいものだとは愛依は思ってもみなかった。せめて下着くらい履いたらどうなのか。とりあえず愛依は「クワガタって越冬できるんかなー」などと現実逃避することにした。
冬優子は十秒ほど光のない目であさひを見つめた後、無言で冷凍バナナを『使った』。
朱に染まったバナナが熟れた柔らかさを取り戻すのにそう時間はかからなかった。
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