【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【二十輪目】
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56: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2019/10/12(土) 15:54:49.72 ID:p4Wnhs2uo

夏凜「あのバカッ!」

園子よりも数秒遅れた夏凜は、

追いかける足を止め、空を見上げる

紫交じりの淡い装束が風にはためいて

飛び上がったそれは、落ちかけたかと思えば、

灰よりも黒く、黒よりも白い何かに包まれていく

夏凜「天乃の力?」

その力はかつてほどの禍々しさはなく、

なによりも、弱弱しくて

けれども、その手に放たれた一撃は――空を穿つ

夏凜「っ」

貫き作られた道

その中を通って落ちてくる園子を受け止めるべきかと身構えた夏凜だったが、

それに気づいた園子の叫びに、下ろしかけた刀を握りなおす

夏凜「かまうな? 園子を見捨てて、行けって……?」

それが正しい

一瞬の躊躇いが、たった一つの過ちが

救えるはずだったものを、奪い去っていくのが現実だから

迷うことなく、勝つための選択をすればいい


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