【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【二十輪目】
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◆QhFDI08WfRWv
[saga]
2020/01/15(水) 23:13:52.60 ID:r3UYLLWKo
少しだけ、黙り込む
見つめ合うわけでもなく沈黙して、数秒間
天乃は樹が何も言わないのを見ると、ペロッと唇を舐める
天乃「……なんて、さすがにないわよね」
夏凜ならしないと振り払うところだが、樹達は夏凜とは違う
二度あることは三度あるとも言うし
したいと望むのならさせてあげてもかまわない
というよりも……少し。
そう思って、樹を見つめる
動きを止めた樹は見るからに赤い顔をしていて
迷い子のように行先を見失った樹の手は、自分の手を握る
緑色の瞳は天乃を見るまいとしているようで、それてしまう
天乃「樹?」
体の中にある力が伝わってしまったのかと
不安そうに伸ばした手を、樹ははっとして振り払う
樹「だっ、駄目ですっ……駄目ですよ。久遠先輩」
天乃「えっ」
樹「今、そんなことされたら我慢する自信がない自信しかないです」
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