36:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 17:57:54.43 ID:Bh2qsw+10
ちゃんとするから
きらいにならないで
あの言葉で、俺の歪みはとうとうここまできた。
その奥手さがその健気さが俺以外に向けられていたら、という恐怖。一度も恋愛したことのない女が、初めて異性を好きになるとこうまで盲信的になるのかという過程と結果と仮定。
その歯の根も合わぬ程恐ろしい妄想の後でーー実際他ならぬ俺のみが、その淫靡淫乱を過去現在未来一身に享受しているのを自覚するという、他の何にも替え難い全能感。
安全圏で味わう絶望と、それが揺籃の悪夢であると知る救済の、なんと甘美なことか。
だから最後にはこうなる。
鬼畜の所業で蹂躙される友紀を俺の良心が見下ろし、陵辱を止められない己の無力加減をさめざめと泣き、そんな獣に盲信的身を捧げる女の性を呪いーー実は『愛されているのは俺だった』と、安堵する遊戯。
安堵、と。
我ながら反吐すらでない。
しかし、止められない。
この女は俺のものだと、確かめずにはいられない。
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