魔女娘「あなたは何ができるの?」サキュバス「うっふーんなこと」
1- 20
159: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2021/02/14(日) 09:53:27.41 ID:JDgNG2z+0
 空から見る町の惨状は思わず目を覆いたくなる程だった。
 あちこちから上がっている煙。
 止まらない悲鳴と爆発音。

 そして――

魔女娘「何体いるんだよ――」


 数体の下僕が町を破壊していた。
 大きさは友魔女を追っているやつよりは小さいが、それでも人の二倍は背丈がある。


友魔女「……下僕は分裂する。何体にも増えるし、倒してもすぐ再生する」

 未だ茫然とした友魔女は、淡々とした調子で告げる。

友魔女「倒す方法は一つだけ。召喚者を殺すしかない」


魔女娘「じゃあ、それは無理だ。召喚者が分からない」


ライバル魔女「でしたら直接あの化け物を倒すしかありませんわね」


友魔女「だから無理だって……見たでしょ、単純に強いし、傷を負わせてもすぐに再生する」


ライバル魔女「じゃあ再生する前に倒しきればいいだけの話じゃありませんの」


友魔女「無理だって! 数だってどんどん増えていってる! 私の手じゃ負えないよ!」


魔女娘「友魔女だけじゃない。私もいる」


友魔女「端役に何ができるって?」


ライバル魔女「友魔女さん! あなたちょっとおかしいですわよ!」


友魔女「黙れよ……【災厄の魔女】にやられるためにいる奴が私に口答えするな」


サキュバス「あぁ〜お三方、言い合いそろそろ止めたほうがいいかも」


 サキュバスはそう言うと眼下に広がる町を指差した。
 魔女娘は何も言わずに指差された方を見る。

 破壊が止まっていた。
 そして、いつの間にか数十体まで増えていた下僕の全てがこちらを――ドラゴンに乗り宙を飛んでいる魔女娘達を見上げていた。


下僕「グゴォォォォアッ!!!」

 下だけじゃない。背後からの雄叫びに鼓膜が震える。
 雄叫びの主は先程から友魔女のことを追っている下僕だ。
 魔女娘たちがドラゴンに乗って飛んで逃げると、背中から翼を生やして飛行しながら追って来ていた。
 その下僕が叫ぶ。

「「「グルォオオオンッッツ!!!」」」

 咆哮に共鳴し下にいる下僕も吠えた。
 化け物共の咆哮に魔女娘達の身体が震える。比喩でもなんでもなく声による振動で実際に震えているのだ。


サキュバス「こりゃまずい」

 サキュバスの頬に冷や汗が伝う。
 下にいた下僕の背に翼が生え、一斉に羽ばたき出したのだ。
 一直線にドラゴンへと向かって飛んできた。


ライバル魔女「――! ドラゴンちゃん! スピードを――」


魔女娘「いや、今のままでいい」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
282Res/305.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice