魔女娘「あなたは何ができるの?」サキュバス「うっふーんなこと」
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195: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2021/10/29(金) 16:43:31.66 ID:0q//zJcu0
 一番訳が分からなかったのは、突如として知らない記憶が溢れてきたことだった。

 それは幼い少女と日常を過ごした誰かの記憶。
 その少女は私のことを姉と慕って懐いていた。
 その少女にはサキュバスの面影があった。
 これが正しいのなら――

サキュ姉「あ、見た? 私の記憶」

 戸惑い狼狽えている私を見て察したのだろうサキュ姉が人好きのする――いや、ただの嫌らしい笑みを浮かべて聞いてきた。
 何が楽しいのか分からないが、サキュ姉の顔に刻まれた笑みは次第に深くなる。

魔女娘「これは――」

サキュ姉「おかしいと思わなかった?」

サキュ姉「人よりも高い魔法適正。心のどこかで他人の技術を盗んでいるように感じなかった?」

サキュ姉「それに――ねぇ、なんで精気欠乏になったと思う。サキュバスと特性の同調をしたとはいえ、すぐに倒れるほどの欠乏状態になるのはおかしいでしょ」

 サキュ姉は私が薄々と感じていた疑問を挙げ連ねる。
 何故かと問われ、冷や汗がつぅと走る。
 ある仮説が私の中で生まれたからだ。

サキュ姉「そもそもなんでサキュバスを使い魔として呼び出せたと思う?」

 それは――


魔女娘「――あなた、ずっと私の中にいた?」




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