魔女娘「あなたは何ができるの?」サキュバス「うっふーんなこと」
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197: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2021/10/29(金) 16:44:53.74 ID:0q//zJcu0
 ――サキュ姉視点

サキュ姉「さてと。じゃあどうして私が人間の女の子の中に封印されていたか。気になるでしょ」

魔女娘「……それよりもずっと私の中に知らない女が封印されてた事実に震えてる。気持ちわる……」

サキュ姉「ははっ、言うねぇ」

 こういう時につく悪態は虚勢だ。
 十二年という長い月日を共にしたから分かる。
 間違いなく今の魔女娘は状況が飲み込めずに狼狽えている。
 
サキュ姉「いや、まあ気にならなくても話すんだけどね。私が封印されてた理由」

 狼狽えている魔女娘を見て本当に話すタイミングが今でいいのか逡巡するが、今を逃すと次がいつになるのか分からなかった。
 私が表に出てこられたのは、ただの偶然だ。

 この精神の中にある部屋に魔女娘を連れ込めたのは、【世界催眠】がたまたま私にも作用して意識を増長させたからだ。
 ……いや、たまたまで片付けていいかは分からない。
 魔女娘が【世界催眠】を使う直前に懐かしい――それでいて嫌な感覚があった。
 子供の頃いじめてきた輩と大人になってからばったり会ったような感覚と同じ。
 できれば、もう二度と感じたくない不快感。


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