魔女娘「あなたは何ができるの?」サキュバス「うっふーんなこと」
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251: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2021/11/10(水) 14:41:24.11 ID:C9C5IjNN0
 …………。
 取り返しがつかないことをしたんだなぁと、他人事のように思った。
 私の腕の中には魔女がいる。
 もう息をしていなかった。
 彼女を抱きしめても、もう何も感じない。暖かさも何もかも。だって死んでいるのだから。
 
 そして私の中の業が囁く。
 
「お前がやった。お前が殺した」
 
 そうだ。私がやった。私が殺した。
 私が魔女を……。
 
 急に現実感が湧いてきて、吐きそうになった。罪の意識に苛まれる。
 だが、それすらも許されなかった。
 
男「よし、終わったな。早く始めるぞ」
 
 いつの間にか男が傍に居た。
 彼は片腕で未だに気絶している魔女の娘を抱えている。
 
サキュ姉「……少しまってよ」
 
男「待ってられるか! もうすぐあいつが来るかもしれねぇ。ちんたらやってる余裕はないんだよ!」
 
 男は私を無理やり引っ張って棺の前に投げ捨てた。
 そして、彼自身は少し離れると
 
男「始祖よ。ここに贄の準備が叶いました。そのお姿を現しください」
 
 男がそう言うと、棺がガタガタと震えだした。
 そして蓋が少し開くと指がにょきりと生えてきて、蓋をズズズッと開き出した。
 
 中から現れたのは美しい女性だった。
 
始祖「そやつが、贄か」


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