魔女娘「あなたは何ができるの?」サキュバス「うっふーんなこと」
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98: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2020/08/20(木) 17:37:32.74 ID:3Xb3Zrtm0
友魔女「なんでいるの?」


後輩「先輩に会いたくなって」キュルン

後輩「あ、そうそう駄目ですよ先輩。いくらここに女子しかいないからって、入浴中に部屋の鍵かけてないのは。怪しい人が勝手に部屋に入っちゃいますよ」


 そりゃ、お前のことだろうが。
 そう喉元まで出かかったがなんとか堪えたが、胡乱げな視線を向けることまで我慢できなかった。

 後輩もそれを分かって尚大げさに首を振った。


後輩「やだな先輩。もっと肩の力抜いてくださいよ。ただおしゃべりしに来ただけですよ」

 人好きのする笑顔を浮かべた後輩は、そのままの表情で。


後輩「使い魔との特性の同調について聞きたくないですか?」


友魔女「……」


 狙いは何だ。こいつの狙いは――。
 後輩――イレギュラーという点ではサキュバスと同様。
 そもそも後輩なんてキャラは『おつ恋』に出てきていない。

 私は知らないんだ。こんなキャラ。
 最初は私がヒロインとしての役割を放棄したため、それを代わりに行うキャラとして湧いてきたのだと――所謂世界の強制力によって生み出されたキャラだと思っていた。
 実際に王子然り、他の攻略対象とよろしくやっているのは確認済みだ。

 だが、今日のことでその考えに疑惑の念が生まれた。

 それが使い魔との特性の同調。
 『おつ恋』を手垢まみれになるまで遊び尽くした私が知らなかった要素。
 それを後輩ちゃんは知っていた。

 本人が言ったようにゲーム外の知識を偶々知っていた可能性もある。


 しかし、私の胸中に浮かんだのはもう一つの可能性。


友魔女「そうだね。後輩ちゃんとは一度話したいと思ってたところだしね」


 ――後輩も転生者なのではないか。



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