指揮官「今まで本当によくやってくれた。喜んでくれ、本国に戻れるぞ」ニコッ
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名無しNIPPER
[saga]
2019/12/01(日) 21:13:00.91 ID:Uy5FyX3a0
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シリアス「誇らしきご主人様……シリアスは……シリアスはどのようなことがあろうともご主人様の味方です」
指揮官「そう言ってもらえて嬉しいよ、シリアス。しかし突然どうしたんだ?」
シリアス「このシリアス、閣下がいらっしゃった日から不安で不安で夜も眠れない日が続きました。どうかお教えください。ご主人様は……退役させられるのですか……?」
指揮官(そう掠れた声で聞いてきたシリアスは今にも泣きそうな表情で……道理でやつれていると思った。それほどまでに心配をかけてしまったのだな……)
指揮官「安心してくれ、シリアス。大丈夫、俺は処分されなかったよ」
シリアス「左様でございますか!!よかった……」ホッ
指揮官「それどころか、受勲と昇進が決まった」ニコリ
シリアス「受勲と昇進!?ああ、流石は誇らしきご主人様です……!!おめでとうございます。このシリアス、惜しみない称賛と尊敬を送らせて頂きます」パァッ
指揮官(心から安心したように息を吐いたシリアスが、続く俺の言葉に目を見開いて驚く。そして言葉通りの称賛と尊敬を込めた眼差しで俺を見つめ、満面の笑みを浮かべた)
指揮官「ありがとう、シリアス」
シリアス「もったいないお言葉です、誇らしきご主人様。本当に……なんて素晴らしい御方……」
指揮官(そう呟くシリアスにうっとりと見惚れられてつい気恥ずかしくなってしまう。だが、悪くない気分だ)
シリアス「このシリアスもご主人様のメイドとして恥ずかしくないよう更なる献身と貢献を誓います。」ペコリ
指揮官(抱負を語りカーテシーをするシリアス。俺こそこれほどまでに尊敬してくれるこの子に恥じない『ご主人様』であれるよう頑張らなくては)
シリアス「ああ、そう言えば緊急の委託があるのでした。どうかこのシリアスに委託をお命じください。必ずや誇らしきご主人様の期待に応えて御覧にいれます」
指揮官(そう言うと目を輝かせて張り切るシリアス。しかし、シリアスには先の作戦で無理をさせて大きな負担をかけてしまっている)
指揮官(それに心配をかけてしまったせいで寝不足でもあるのだ。休養が必要なことは明らかだった。行ってもらうわけにはいかない)
指揮官「そうだったのか。いや、大丈夫だ、シリアス。この前も言ったろう?君は本国へ戻れることになったと」
シリアス「えっ」
指揮官「今まで本当によくやってくれた。準備が出来次第出発してくれ。後のことは気にしなくていい」ニコリ
指揮官が心配だった為にそれを考える余裕が無かったシリアスだったが、その心配事が無くなったために考える余裕ができてしまった
思えば自分は不出来なメイドだった。それでも、戦闘なら自信があった。指揮官の役に立てている自覚があった
しかし、先の作戦で敗北した。作戦を失敗させてしまった。シリアスは唯一の得意分野で失敗してしまっていたのだ
戦闘で貢献できない自分に指揮官のメイドである価値があるとは思えなかった。他のメイドのように掃除や洗濯、料理といった家事はできないのだから
そして指揮官からの本国へ戻れという命令と労いの言葉。しかも後のことは気にしなくていいと……おまけに憐れむような微笑みを向けられて……!!
シリアスは悟った。自分は退役させられるのだと。シリアスは敬愛する誇らしきご主人様にもう二度と仕えることができないのだと
↓×1〜3 シリアスの心情と行動
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