5:名無しNIPPER
2019/12/06(金) 23:53:13.23 ID:cbsbKZ/10
「ハァ…」
ベッドの横のソファに腰掛けてため息を漏らす。今肇はシャワーを浴びている。
押し切られてしまったが、本来ならばこんな事は許されることではない。アイドルとプロデューサー、その以前に未成年の女の子と成人した男性が同室など。
言語道断。あらぬ疑いをかけられても一切反論は出来ないであろう。
肇の性格は把握している。祖父に似て頑固者。と自分で言うほどで、その言葉通り肇は頑固だ。一度決めたら滅多に動かない。
もちろん、生理的にムリ。という訳ではない。正直男としてはテンションが上がるようなシチュエーションだろう。
それに相手は今をときめく純清楚系アイドル、藤原肇だ。こんな状況日本中の男共なら狂喜乱舞する。
だが、こんなのがばれたら肇のアイドル生命にキズがつく。俺の人生などどうでもよい。肇がアイドルを続けられなくなってしまう。
それが一番嫌だ。
「……やっぱり、今のうちに部屋を抜け出して…」
ガチャ
「あ」
シャワー室から出てきたのは、ホテルに備え付けられたジンベエを着た肇だった。
「あのっ、シャワー、いいですよ。」
湯気が上がり仄かに上気した頬。膝にかからないぐらいの長さのジンベエは見るからに薄く、普段あまり肌を露出しない肇の鎖骨が見えているだけで
ドキリとしてしまう。
「…Pさん?」
首をかしげながら聞いてくる肇の声にふと我に変える。そして恥ずかしくなる。
俺、今完全に見とれてたな。
「あ、ああ、すまない。俺もすぐに浴びるよ。」
用意しておいた着替えを掴むとなるべく肇の方を見ないようにしながら横を通り過ぎてシャワー室に飛び込んだ。
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