馬場このみ「よい夜に、初めての」
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4: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2019/12/17(火) 02:37:09.46 ID:YE8hyfTS0
彼のポケットをまさぐり、鍵を取り出す。上の方からぼやくような、謝るような声がした。

ドアを開け、玄関をくぐり、彼の空間に足を踏み入れる。軽く見渡してみても、恋人が置いていくようなものは見当たらなかった。男の部屋には、男の物しかなく。忘れ物を届けたときに気がつかなかった自分が少し情けない、どれだけ絶望していたんだという話だ

彼をベッドに寝かせ、キッチンでコップに水を入れ持って行く。フワフワとした「ありがとうございます」という言葉が、少し可愛らしい

水を飲み、一息吐いてから、彼は

「本当に、ありがとうございます……すいません、こんな遅くまで付き合わせて。もうタクシーしかないでしょうけど……」

と言った

帰ると思っているのだろう、彼は。私がこのまま帰って、さっき聞いた彼の秘密を誰にも漏らすことなく、共犯として隠し通してくれるのだろうと思っているのだろう

社会人として信頼されている証。だけど私は、それがたまらなく嫌だった。

彼からコップを受け取り、キッチンまで歩く。その途中でコップに口づけをした。

寝室に、再び戻る。彼は少し驚いたような顔をしていた。まだ帰ってないのか、大丈夫なのだろうか、と心配するような色も含まれた顔だった

質問をしながら彼に近づき、起こしている上半身を押し倒す。

「このみさんっ……?」

酒の匂いが漂う。自分で想定していたよりも飲ませすぎたのかもしれない。横たわる彼の、シャツのボタンを一つ一つ外し、彼の肌色を出して行く。

「やめてくださっ、ちょっ……」

力が入っていない声。抵抗しようとしている身じろぎ。小柄な私でも、押さえつけることが出来る彼の体。

彼は結構、筋肉がある方だ。海美ちゃんに触発されてとか、美奈子ちゃんからもらう分のカロリー消費とかで、運動を習慣的にやっているらしい。胸板に手を添える。割合引き締まっていて、中々に男性的だった

うっとりするのを中断して、体を下の方へ持って行く。ベルトを外し、パンツを下ろして、彼のおちんちんを曝け出した

まだ全然固くなっていない。お酒を呑むと勃ちにくくなる、というのは聞いたことがあるけれど、どうやら本当らしい

手でふにゃふにゃのオチンチンを摘まみ、上下にしごく。バッグからウェットティッシュを取りだして、亀頭の周りを拭く。清潔にしているらしく、汚れはほとんどなかった

大きさをほんの少し得たおちんちんを、そのまま口に入れた。

「うわっ、このみさ、うぅっ……」

さっきまで抵抗していた彼も、もううめき声を上げるだけで、私を押しのけようともしない。酒に酔うと、理性がなくなるというか、我慢が出来なくなるというか。曰く、当人が本当にしたいことに素直になるらしい

彼が抵抗しないのが、私を心のどこかで求めているとしたら。性欲ではなく、他の所から……なんて。そういう希望のような観測をしてしまう。我ながら浮かれすぎている。好きな男と結ばれるかもしれない、というだけで宙に浮くような気分になる。

口内をぐちゅぐちゅと動かし、唾液を分泌させる。貯めた唾液をオチンチンに垂らして、水音をあえて立てるように扱いてあげる。ぐちゃぐちゃ、ぬちゃぬちゃと、いやらしい音を響かせる

「ねぇ……童貞かどうか、まだ答えてもらってなかったけど……」

ゆっくりと動かすようにして、唾液の音を小さくしていく、代わりに焦らされるようになった彼の半身が、手の中でより大きくなった

「こういうことしてもらうのは、初めてなんじゃない?」

手はおちんちんに添えたまま、体を彼の上に持って行く。彼のおとがいに唇を沿わせ、舌で舐め、軽いリップ音を立てた。

好きな人いるかどうか聞いて、答えてもらえなかった。居酒屋で童貞かどうか聞いたのもまだ答えてもらってない。

見上げるようにして見つめる。彼に目をそらされる。

「こら」

「うっ!?」

おちんちんを触ってない方の手で、乳首を摘まんだ。……ちょっと、強すぎたみたい。ごめんなさいね

「……はい、その、初めてです……童貞です……ごめんなさい」

でも力を入れすぎたおかげか、彼は従順になってくれたようだ。いつもはプロデューサーとしてアイドルのみんなを引っ張り、道を示している彼が、こんなにも弱い姿を見せているという事実が愛おしい。

「……なんで謝るのよ」

また謝りそうになる口を、唇で塞ぐ。

どう考えても、悪いのは私の方でしょ。お酒をいつもより多く勧めて、信頼されてるからって、家まで上がり込んで。アイドルなのに、あなたより大人なのに、私のほうがダメダメだ

「……いやなら、突き飛ばして良いから」

罪悪感が心の中に生まれて、彼にそう言ってしまった。顔をのぞき込む。彼の顔が赤くなった、お酒がまた回り出したのだろうか



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