14:名無しNIPPER
2020/02/03(月) 23:38:24.97 ID:MEl38wfp0
「……」
「はぁ…はぁ…」
口を離すと、彼女の息は少し弾んでいた。
「…」
今度は繋いでいた手を離し、彼女の腰に回す。少し、ほんの少しだけ強めに彼女の体を抱き寄せる。
「あっ…P様っ…」
彼女は俺の体を腕で押し返してくる。
それも無視して、キスをする。
もう自分が抑えられない。
「んっ…P様…も、もうっ…んんぅ…///」
キスの合間に漏れる彼女の吐息と、甘い声が、耳に、脳に焼き付いてどんどん理性が崩れていく。
「…」
キスを交わしながら、少しずつ彼女に体重をかけていく。
彼女も、押し返してくるが、それはまるで幼子のような力の弱さだった。
「はあっ…/// はあっ…///」
口を離し、再び彼女を見る。
「…いいですか?」
最終確認。今なら、今ならギリギリで踏みとどめる。自分の事をぶん殴ってでも、止められるかもしれない。
「…勿論…です…/// でも、最初に、確認させてください…」
「はい…」
「私は…P様をお慕いしております…/// 心のそこから、貴方を、愛しております///」
「っ」
「P様は…どうですか…?」
「…俺も…クラリスさんが、好き、です。」
「っ…嬉しいです…////」
彼女の瞳から、一粒の雫が溢れた。雫は彼女の顔を伝い、床に流れていく。
それが悲しみのものではないのは、彼女の顔を見れば分かった。
「…最後に…私、その、初めて…なので…///」
「はい…」
「出来れば、その…や、優しく、お願い、します…///」
涙目でそう訴える彼女に、俺の最後の理性は完全に崩れ去った。
「勿論です…あ、そうだ。」
「え?」
「ここじゃ、痛いですよね。よっと。」
「きゃっ///」
彼女の体を持ち上げる。彼女の体重は、仕事柄把握しているが、やはり少し心配になる軽さだ。
……あんだけ食べた分は、どこに行ってるんだろう…
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