お兄ちゃん、一緒にバカになろ?
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19: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/02/11(火) 22:04:47.45 ID:DsuNYgouO
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「むにゃ……しずく……」

寝言を言うお兄ちゃんの頭をそっと撫でる。腰の奥からとろりと、お兄ちゃんが射精したのが流れてきた。
子供、できないかな。ずっとそれを願ってるんだけど、危険日に何度もしてもその気配はなかった。

いつまで、この生活が続けられるんだろう。私の胸が強く痛んだ。
お兄ちゃんも、あるいはどこかでそう感じているのかもしれない。だから、さっきのお風呂みたいに甘えてくるんだ。


私はお兄ちゃんがいなければ生きられない。もちろん、バカのお兄ちゃんも、私なしでは生きられない。離れるつもりなんてない。

だけど、私とお兄ちゃんは兄妹だ。ずっと2人でいるなんて不自然だ。


この桜新町の家を出て、遠く離れた田舎に越して男と女としてやり直せないだろうか。
お金はある。お兄ちゃんはケーキ作りだけは天才だから、お店を開けば仕事もきっとある。


でも……


私は2階にある「あれ」を思った。そう、「あれ」だけは私じゃどうしようもできない。
そして、「あれ」は私とお兄ちゃんをこの家に縛り付けている。


お兄ちゃんが2階に行かないよう、扉を何重にも施錠している。だから、お兄ちゃんが「あれ」に気付くことは多分、ない。
そもそも、そんなことお兄ちゃんはとっくの昔に忘れてしまってるのだ。バカだから。


それでも、私の心はどこか、不安に支配されてる。
それを忘れられるのは、寝ている時と……お兄ちゃんに抱かれている時だけ。


「しずく……」


お兄ちゃんがまた、寝言で私を呼ぶ。私は思わず、お兄ちゃんの頭を抱き寄せ、唇を奪った。


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