19: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:11:17.95 ID:EqlApZsio
ソフィアの言葉に周囲が”はっ”と静まり返った。
民を想うのが仮にも人の上に立つ人間に必要な素質であるならば、この幼い姫君には十分に備わっているのだと今の言葉から十分に理解できる。
それを直球でぶつけられたマーディンは熱い感情が込み上げてきたのか、感涙に頬を濡らすのだった。
「え?え? 痛かった!?」
「痛く無いッス!! 俺は…俺は…王女様のおかげで不死身になったッス!!」
大の男の涙に狼狽えたソフィアだが、そういえば遊んで怪我をして泣いている自分にシルフがしてくれた「おまじないの言葉」を思い出し、目をつむりながら思い切り叫んだ
「えーい! 痛いの痛いのとんでけー!!」
再びあっけに取られる周囲などお構いなしに満足げなソフィアはマーディンを見上げながらはつらつとしている。
「ね? これでもう痛くないよ!」
「は、はい! ありがとうございますッス! 王女様!!」
こうしてヘルベルトとマーディンは家路につく一行の姿を見送った。
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