27: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:21:03.70 ID:EqlApZsio
「シルフよ、先ほど孫に触れたな?」
「ああ、これは失礼を…」
「違うわい。
お前も魔法使いなら分かるであろう、あの子の素質を」
「なるほど…ええ、手に触れた瞬間に、凄まじいマナの脈動を感じました。
それも全体のほんの一片に過ぎないでしょう」
「魔導系の家に生まれた者の宿命と言うのかな。
僕もルイーサも、ちょっと複雑だよ」
「あれほど強大なマナを身に宿していれば、周りが放っておかないでしょう…。
願わくば、普通にお友達を作って、結婚して、幸せになってほしいと思うのが、親の本音ですの。
先程、姫様とお会いした時のあの子の笑顔…、ごめんなさい…ちょっと」
ルイーサはスカートから取り出したハンカチで目頭を拭った。
そんな彼女の肩をエドゼルが抱き寄せる。
そんな二人の姿を見て、シルフは門前でマーディンの傷を癒やしたソフィアを思い浮かべた。
あれも奇跡に近いものだ。
それを幼い王女が行ったとあれば、この国の民衆はさぞ活気だつであろう。
それが良いことなのか、それとも悪いことなのか、しばし考え、国王、女王に報告はするが公にする必要はないという考えに至った。
マーディンにも他言無用と頼んでおかなければならないだろう。
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