26: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:20:18.80 ID:EqlApZsio
「名前は!?」
「ソッ、ソフィア…」
「シルフ様は姫様って言ってるよ! どっちで呼べばいい!?」
「ど、どっちでも…」
「じゃあ姫だね! 決定!!
うち、ワンちゃんいるよ! ワンちゃん好き!?」
「う…うん! 好き!!」
カーリアに手を取られたソフィアはやや引きずられるように屋敷の奥に連れて行かれた。
様子を見守っていたシルフは安堵の表情をしながら呟く。
「杞憂でしたね」
「なにがじゃ?」
「姫様は同い年のお譲様と接する機会がなかったものですから、どうなるかと。
カーリア様には感謝致します」
「いいえ、私達も心配でしたの」
「カーリアも、この家に閉じこもる事が多くてね。
機会は何回かあったのだけれど、家柄が家柄だけに他所の子供の親が遠慮しちゃってね。
決して悪気がないのはわかっていたんだ、でも、親としては複雑だろ?」
「まぁ、家柄が軍属となると、尚更じゃな。
いままで可哀想な想いをさせてしまったわい」
「ああ…、お嬢様に素敵なお友達が出来て…、私めは感動の至でございます…」
アデルは感涙に頬を濡らし、保護者一同は一仕事終えた心地で胸をなでおろした。
しかし、アルドがなにやら含み笑いを浮かべてシルフを肘で突いた。
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