4: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 22:55:17.54 ID:EqlApZsio
「シルフ隊長!!早朝より大変失礼致します!!」
「おはようございますッス!シルフ隊長!」
「これは、ヘルベルト殿、マーディン殿、夜勤の努めお疲れ様です。
如何されましたか?」
壮年で短髪の男をヘルベルト、まだ二十歳そこそこの癖毛の青年がマーディンである。
シルフは二人に向かって丁寧に会釈し、笑顔を向ける。
こと上下関係、序列の徹底されている王国の正規軍において、シルフのこの丁寧な対応はなかなか有名だった。
魔法剣技部隊、通称「レンジャー」の少数精鋭をまとめ上げる隊長であり、国王に重宝されている身でありながら彼はどんな相手だろうと徹底して礼儀を尽くす。
下士官だろうが、新兵だろうが、傭兵だろうが、である。
この親しみやすさは特に若い兵士に好評だった。
もちろん疎ましく思う者もいる。
国王直轄の騎士団の中で、貴族の出自の者などが特にそうだが、態度というより、彼がこの国に来た経緯と役職に対する嫉妬と言える。
とは言っても、彼の実力は認めざるを得ないため、面と向かって突っかかるような輩は現在はいないのだ。
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