58: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:54:41.39 ID:EqlApZsio
カーリアが名前を呼ぶと、白銀の毛並みと碧眼の子犬が彼女の足元に駆け寄り、床に伏せた。
それを見たシルフはひと目でそれが”犬”ではないことに気づく。
「これは、フェンリルの子供ですか」
「ああ、フェンリル一族から一人預かっていての。
知能が高く、魔力も強い、いずれ魔闘士として軍で起用できないか検討中での。
まだ生まれて一週間足らずじゃ、人の姿にもなれはせん」
ソフィアはポエットと呼ばれたフェンリルの子供を抱き上げ別れの言葉を掛ける。
ポエットも切なげな声を上げながら彼女の顔を何度も舐めた。
「バイバイ、ポエット
みんなもさようなら」
シルフと手をつなぎながら玄関口でハバー一家にお辞儀をする。
アルド、エドゼル、ルイーサ、ポエットを抱いたカーリア、執事長のアデルが見送りに出る
「バイバイ姫! 絶対また遊ぼうね!」
「姫様、本日はご一緒できて光栄でした。
道中お気をつけて、シルフ君がいるから安心だろうけど」
「ほっほ、姫様、孫と仲良くしてくれて感謝するぞい。
また招待するからの」
「姫様、夜は冷えますから、暖かくして下さいね」
「またのお越しをお待ち致しております」
「本日はお世話になりました。
それでは失礼致します」
最後にシルフが別れの言葉を告げ、玄関の扉は閉じられた。
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