【安価】女探偵「奇々怪々な事件ならおまかせあれ」
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87: ◆VewnKbCuMWTD[saga]
2020/03/06(金) 21:44:50.57 ID:xA2MXBlGO
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ドッペル「……で、これは本当に実在しないヒトなのか?」
奈月「うん! 最先端の技術である人工知能が作った『いかにも実在しそうだけど実際には存在しない人』だよ!」
パソコンの前でふふんと胸を張る奈月の肩越しに、異形は目玉をギョロギョロとさせながら液晶画面を覗き込んでいた。
モニターには、日本人系の少女の顔が映っていた。
奈月は誇らしげに見せつけていたが、それは誰でも閲覧可能なウェブサイトの無料サービスだった。
大量の顔写真データを人工知能が学習して、ありもしない架空の顔写真を生成しているのだ。
昨今の画像加工技術は目覚ましい進歩を遂げている。ぱっと見れば、多少癖がある顔立ちをしている程度にしか思わない。
奈月「どう? いけそう?」
ドッペル「……」
触手の先端にある拳ほどの大きさの目玉が、モニターをじっと見つめていた。
突如、異形の体表が溶解し、ブクブクと泡を立て始めた。
おぉ〜、と奈月が感心している間に、少女の擬態は完成したようだった。
奈月「すごいじゃん! ちゃんと擬態できてるよ!」
ドッペル「そうか。正直先日まで擬態していた雌とどう違うのかがよく分からないが」
奈月「いや、全然違うから」
見慣れない外国の人の見分けがつかないみたいなものかな、と奈月は一人納得する。
ドッペル「礼を言う。これでこの星での研究に専念できる」
奈月「一応言っとくけど、売春や窃盗はこの国では犯罪行為だから。警察とかもっと怖い人たちに捕まったら、あなた解剖されちゃうかもよ!」
ドッペル「その時はここに助けを求めに来る」
奈月「いや、国家権力を敵に回すつもりはないんだけど……」
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