佐藤心「湘南の海っぺりで青姦とか、キツいぞ☆」【R18】
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3: ◆FreegeF7ndth[saga]
2020/03/22(日) 22:59:14.19 ID:m++wvuJxo

※02

「ははぁん、これ、失恋の歌か。プロデューサーが、昔のソレを思い出して、センチになっちゃうとか?」

 プロデューサーは、はぁとに一目もくれず(そりゃ運転中だから、しょうがないけどな)、
 それでいてはぁとを黙殺するように、歌詞の続きを再び小声で口ずさむ。

――さらば青春のステージよ
――胸がJin-Jinとうずく

「そっかぁ。プロデューサーにも、アツく切ないビーチの思い出が、あったのかぁ?
 夏の肌みたいに焦がれて、ときの片隅に忘れていった、セピア色の……なーんて」

 はぁとの無遠慮でワザとらしいつぶやきにも、
 プロデューサーは反応らしい反応を見せなかった。

――愛……ガラスのように
――敢え無きさだめでしょうか?

 曲はレゲエの旋律で走りながら、詞はバラードのように感傷的になってく。

「つれねぇなぁ。否定するなり、笑うなり、してくれよっ☆」

 めんどくさいオンナのムーヴ、しちゃってる。

 そりゃ、さ。はぁとのほうがおかしいのは、わかってるよ。
 はぁとだって、ほかのオトコだったら、そっとしておいてやれるんだよ。

 自覚はあるんだけど、さ。

 はぁとと二人きりのときに、ほかのオンナを匂わせながら、わびしくしやがって。
 初夏のまぶしいビーチではぁとがはしゃいでたのが、
 (しかもお仕事だからけっこうがんばってはしゃいでたんだぞ☆)はぁとがバカみたいじゃない?

「なぁ、プロデューサー……時間、あるんだよな。
 平塚に、戻してくれない?」
「……平塚ぁ?」

 予想外の言葉だったのか、プロデューサーは声を裏返らせた。

「穴場が、あってさ」

 過去に空いた穴を埋めるには、今を満たすのがいい。
 おせっかい極まりないんだけど、プロデューサーにもそうしてやりたい。

 いやホントおせっかい極まりないんだけど……でも、さ、プロデューサーは。

 アイドルになりたくてなれなかったはぁとのスキマを、
 プロデューサーは、そうやってふさいでくれたんだから。
 なんて、言い訳。



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